アンモニア燃焼技術でシンガポールの脱炭素に貢献-池田 大樹(Niigata Power Systems (Singapore) Pte. Ltd., Managing Director)

南洋に拓く技術の系譜
質問:シンガポールという地で、貴社がどのような役割を果たすことを目指して歩みを始めたのでしょうか?
当社は 2003 年より IHI グループの一員として事業を展開しており、IHI は 1963 年、シンガポール経済開発庁との合弁でJurong Shipyard を設立しました。
当社は 1919 年に日本初の自社設計舶用ディーゼル機関を開発したエンジンメーカーで、日本石油株式会社 新潟鐵工所を起源とし、1978 年にシンガポールへ進出。以後、東南アジアの物流・エネルギーインフラ分野で重要な役割を担っております。
脱炭素を切り開く歩み
質問:日々の活動の中で大切にしている信念・こだわり・想いをお聞かせください。
近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを最重要使命と位置づけ、その動きは具体的な成果として実績を重ねてまいりました。
シンガポール初となるLNG燃料船向け舶用ガスエンジンの納入に続き、データセンター向けとして同国初となる非常用ガスタービン発電装置の納入という新たな領域にも踏み込みました。技術を“導入”で終わらせず、“社会実装”として根付かせることを信念としております。
エネルギー転換の鍵、アンモニア
質問:シンガポールという国と今後共にどのように歩み、寄与し続けていきたいですか?
IHI グループは 1960 年代からシンガボールで事業を展開しており、海事産業発展にも深く関わってきました。この基盤のもと、環境負荷低減とエネルギー効率向上の両立を追求し、脱炭素に寄与してきました。
日本では、IHI グループが開発した世界初となるアンモニア燃料エンジンを搭載したタグボートの実証航海を完了、アンモニアは燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出さないため、最大約 95%の GHG 排出量削減に貢献しました。
今後は、IHI グループとして、シンガポールでアンモニア燃料エンジンの納入を目指しており、シンガポールのさらなる脱炭素化に貢献できるよう取り組んでまいります。
産業と環境が共存する都市
質問:シンガポールの文化・街の在り方、特にここが素晴らしいと感じるところは?
多様な文化が調和しながら秩序が保たれる都市国家シンガポール。高度な都市機能と世界有数の港湾インフラが共存し、産業と環境の両立を体現する先進性こそが、その大きな魅力と感じています。
Profile:インタビュイー紹介

Niigata Power Systems (Singapore) Pte. Ltd., Managing Director
池田 大樹(Daiki Ikeda)
IHI 原動機の陸用・舶用分野で国内外の営業を歴任現在は東南アジア・中東の原動機事業を統括し、シンガポール駐在は通算12 年
| ■ Niigata Power Systems (Singapore) Pte. Ltd. |
| ◉ディーゼルエンジン、ガスエンジン、ガスタービンなどのエンジンや Z 型推進装置などを開発・製造、舶用の推進設備の設計、舶用・陸用の発電設備やプラント設計、また保守サービスまでを一貫し提供する総合エンジンメーカー 🏢住所:18 Boon Lay Way #01-100/105, Tradehub21 Singapore 🕚営業時間:8:30-17:30 📅定休日:土日祝 📞電話番号:6899 1500 📩E-mail:npss-info@ihi-g.com 🌐WEBサイト |
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