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-第236回- シンガポールで交通事故に遭ってしまったら

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-第236回- シンガポールで交通事故に遭ってしまったら

FPの花輪陽子です。実は11月末にシンガポールで交通事故に遭ってしまいました。シンガポールは大雨や雷以外の自然災害がほとんどなく、平和な国なのですが、交通事故に関しては以前より心配をしていました。

街を歩いていても事故現場をよく見かけますし、車の運転が日本と比べると荒いと感じるからです。小雨が降っていて傘を指して、青信号の横断歩道を渡っていた最中に車に衝突されてしまいました。幸い、左折中で徐行をしていたのでスピードは出ていなかったのですが、衝撃で手を付きました。

ぶつかった瞬間はアドレナリンが出ていて、痛みをあまり感じなかったのですが、後からどんどん痛みが増してきました。他の歩行者に助けられて、救急車と警察を呼んでもらい、公立病院に搬送されました。Xレイを取ると鎖骨を骨折していました。その他は不幸中の幸いで、擦りむき傷ですみました(それでも過去最大の擦りむき傷で、破傷風の予防接種を打たされましたが)。

当日は痛み止めをもらって、タクシーで帰宅しました。病院のオペレーションは効率的で、数日後に病院のビルが来て、政府のアプリから支払えるようになっており、骨のスペシャリストと遭う次のアポイントメントも入っていました。

シンガポールでは医療費が高いと言われていますが、公立病院の医療費は安く、私は永住者なので政府からの補助も大きく、救急車とXレイの費用なども1万5000円程度で済み驚きました。私立病院に行くと風邪でも3〜5万円程度かかる場合もあるからです。

ただ、値段の差が後から分かったのですが、私立だと1日で全部できるところを公立だと2回に分けるなどで待たされる分だけ安いのかなということでした。私立の場合は、時間外でも骨のスペシャリストをその日のうちに呼ぶことができます。保険が効くのであれば私立を選んでもよいのですが、救急車を利用する場合は公立に搬送されます。

病院に事故だと伝えたところ、通常こうした治療費は運転手側の保険会社が支払うということでした。自分が加入している保険会社に確認をしても同じ回答でしたが、運転手が払わない場合は自己負担分を請求できるようでした。

次の日に警察の捜査官から電話があり、ポリスレポートを私側から出してほしいと言われました。ポリスレポートはオンラインでも近所の警察に訪問でも提出ができます。以前に家族がスパム詐欺に遭った際にも出したことがありました。ポリスレポートを出した後の流れ(治療費や慰謝料の請求など)に関して、海外で未経験なのですが、弁護士に相談をするのがよいそうです。

鎖骨を骨折すると、何もできずに自然治療で1週間程度はとにかく痛いです。痛み止めを4〜6時間おきに飲み続けています。

結果がわかったら、またレポートします。
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プロフィール

花輪陽子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。 http://yokohanawa.com/

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Twitter:@yokohanawa
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新刊情報

『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)


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