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クラレンス・チュア-シンガポール経済開発庁 企画担当シニア・バイスプレジデント/日本・韓国地域局長

シンガポールと日本:成長、革新、そして信頼の60年

今年、シンガポールと日本は外交関係樹立60周年という大きな節目を迎えました。この記念すべき年は、長年シンガポールを拠点にしてきた数多くの日系企業の方々やそのご家族の歩みの上に築かれたものだと考えております。

1974年に設立された横河電機の初の海外工場から、近年進出した任天堂に至るまで、現在5,200社を超える日系企業がシンガポールに拠点を構えています。各社は、シンガポールの経済発展とともに成長を遂げてきました。

このパートナーシップが長く続いてきた理由は、現実の経営課題に応えているからです。高度な製造ノウハウと深い技術力を誇る日本企業には、世界市場へアクセスするための信頼できる強固なハブが必要であり、シンガポールはそのハブとしての役割を担ってきました。

中外製薬は当地に設けた初の海外創薬拠点で、生命に関わる希少血液疾患の治療薬を開発しました。IHIはシンガポール科学技術庁(A*STAR)と共同で、持続可能な航空燃料(SAF)向けの触媒を開発しました。また、シマノは地域統括拠点をシンガポールに置き、同社の中価格帯製品の70%を当地の施設で生産しています。

現在、シンガポールには32,000人を超える日本人が暮らし、キッコーマンからポケモンに至るまで、日本のブランドや文化はこちらの日常に自然と定着しています。

脱炭素、デジタルとAI、バイオメディカル・イノベーションといった新たな転換期を迎える日本の産業界にとって、シンガポールが目指す姿は60年前と変わりません。それは、日本企業にとって単に進出する場所ではなく、共に次の未来を創り出す場所であり続けることです。

還暦が新たな一巡の始まりを意味するように、この節目も終わりではなく、この60年で培った信頼を胸に、日本とシンガポールがともに新たな高みへと歩み出していくことを、心より願っております。


Profile:インタビュイー紹介

シンガポール経済開発庁
企画担当シニア・バイスプレジデント/日本・韓国地域局長
クラレンス・チュア(Clarence Chua)

◉生年月日
1979年 シンガポール共和国

◉学歴
2004年 東京大学経済学部卒業(経済学士号)

◉職歴
2005年 シンガポール経済開発庁 国際企画局上級担当官就任
2007年 同 電子産業局上級担当官就任
2008年 在日シンガポール共和国大使館 一等書記官(産業)就任
2009年 在大阪シンガポール共和国総領事館 領事 着任
2010年 シンガポール経済開発庁(EDB) 日本・韓国担当局長 兼任
2012年 在日シンガポール共和国大使館 参事官(産業)就任
2013年 シンガポール経済開発庁 管理企画局担当局長就任
2015年 同 プロフェッショナル・サービス戦略局担当局長就任
2018年 同 ビジネス拠点サービス戦略局担当局長就任
2019年 同 戦略企画局担当局長就任
2020年 シンガポール通信情報省 戦略企画局担当局長就任
2022年 シンガポール経済開発庁 ビジネス環境担当シニア・バイスプレジデント就任
2024年 同 日本・韓国地域局長 兼任
2025年 同 企画担当シニア・バイスプレジデント兼日本・韓国地域局長就任
現在に至る

シンガポール経済開発庁
◉シンガポール経済開発庁(EDB)は貿易産業省下の政府機関です。ビジネス、イノベーション、および人材のグローバル拠点としてシンガポールが地位を促進するための戦略を担当しています。

🏢住所:250 North Bridge Rd #28-00 Raffles City Tower S179101
📞電話番号:6832 6832
📩E-mail:client_services@edb.gov.sg
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