シンガポールの発展とともに、多岐にわたるビジネスモデルを展開。-坪根 晴香(丸紅アセアン会社 情報システム部 部長)

シンガポールと共に歩んできた”70年”
質問:シンガポールという地で、貴社がどのような役割を果たすことを目指して歩みを始めたのでしょうか?
当社のシンガポールでの歴史は1953年の事務所開設に遡ります。天然ゴムなどの貿易を皮切りに、建国期には火力発電所や地下鉄など国家の根幹を成すインフラ構築に大きく貢献しました。
その後も物流や金融へと事業を多角化し、政府機関との対話を重ね信頼関係を構築。2009年には広域一体運営を担う「丸紅アセアン会社」へと進化し、現在ではアセアン全域を統括するハブとして、同国の発展とともに成長し続けています。
ITにできることをどこまでも考える
質問: 日々の活動の中で大切にしている信念・こだわり・想いについてお聞かせください。
私の仕事は一言でいうと「社内IT」で、域内へ丸紅標準のIT環境を展開し、ガバナンスを担保しつつ、最前線の商社ビジネスを支える土台を作っています。コンピューターの世界は「0」と「1」で完結しますが、実際は「人」の感情や納得感がシステムに血を通わせます。
多種多様なビジネスや価値観が交差するアセアンでは、本社のルールをただ押し付けるのではなく、現場との対話が欠かせません。各国・各社の事情を汲み取り泥臭くチューニングし、皆が安心してビジネスに邁進できる環境を整える。そのために日々現場と向き合っています。
AI含め最新技術を活用して新しい価値を生み出す
質問:シンガポールという国と今後共にどのように歩み、寄与し続けていきたいか
新たな挑戦として、AIなどの最新技術を活用したビジネスITの推進にも取り組んでいます。多岐にわたる事業が集積するシンガポールにおいて、組織の垣根を越えたクロスバリューを生み出すには、圧倒的な情報量と鮮度が命です。
そこで現在、丸紅アセアン会社では、既存ビジネスの磨き込みや新規開拓を目的として、域内の情報を一元的に集約し、AIを用いて分析する仕組みを展開し始めています。この地でテクノロジーを駆使し、アジアにおけるシンガポールのプレゼンス向上に貢献しながら、次なるビジネスの未来を切り拓いていきます。
それぞれが自然体でいいという寛容性
質問:シンガポールの文化・街の在り方、特にここが素晴らしいと感じるところは?
多様な文化や価値観が混ざり合い、変化を柔軟に受け入れる空気感に惹かれます。日本にいた頃は、常に完璧でいなければと、どこか力が入っていましたが、こちらに来てからは自然体でいることの心地良さを知りました。
Profile:インタビュイー紹介

丸紅アセアン会社 情報システム部 部長
坪根 晴香(Haruka Tsubone)
2011~2016年:日本ヒューレット・パッカード合同会社
2016年~:丸紅株式会社(東京本社)
2024年~現在:現職
| ■ 丸紅アセアン会社 |
| ◉1858年創業の大手総合商社。グループ従業員約5万名、世界121拠点のネットワークを通じ、食料・インフラ・エネルギーなどの広範な分野において、貿易や内外事業投資、資源開発等の事業活動を多角的に展開。 🏢住所:138 Market St, #31-01 CapitaGreen Singapore, 048946 📞電話番号:6220-4111 🌐WEBサイト 📱Instagram:@marubeni_gallery_official(丸紅ギャラリーアカウント) 📱Facebook:@marubeni.jp(丸紅ギャラリーアカウント) 📲X:@Marubeni_Corp |
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