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~これからのオフィスの考え方や活用法をOKAMURAがご紹介~

新しい時代のオフィスとは?
~これからのオフィスの考え方や活用法をOKAMURAがご紹介~

オフィスの在り方が変わりつつある中、出勤したくなるような創造的で生産性が高められるオフィスが求められています。これからのオフィスの考え方や活用方法などについてOKAMURAがご紹介します。

オフィスの考え方の変化

新型コロナウィルスをきっかけに働き方改革が各企業で進む中、新たなオフィスづくりのキーワードとして「Activity Based Working」(通称:ABW)が注目されています。ABWとは仕事の内容や目的に合わせてワーカーが働く場所を自ら選ぶ働き方のこと。ABWはより自由度が高い働き方であるといわれており、ワーカー個人の自席の有無に関わらないワークスタイルです。オフィスやオフィス外を含めた多様な環境から働く場所を選択でき、ハイブリッドワークが広がりつつあります。

では、ワーカーにとってオフィスがどんな役割を持つのか、生産性の高いオフィスにはどのような特徴があるのかをご紹介します。

オフィス滞在時間と生産性

オカムラは、クリエイティビティの高い人がどのようなオフィスの使い方をしているのかという研究を東京大学稲水研究室とディスカバリーズ社と共同で行いました。ここでいうクリエイティビティとは、思いついたアイデアを実行したり、周りを巻き込んで適切な計画を立てて行動する実務家のことです。

研究を通して共通してわかったことは、オフィスの滞在時間が3〜5時間であること。さらに長時間同じ場所に止まらず、適度にいろいろな場所を使い分けていることもわかりました。つまり、ひと昔のように必ずしも長時間オフィスに止まる必要はないということです。仕事ではさまざまなタスクを並行して進めたり、プロジェクトごとに協力するメンバーが変わったりと臨機応変に振る舞う必要がありますね。 

このような状況から、生産性の高いワーカーはそれぞれの状況に合わせて、最適な場所や時間を選択していると考えられるでしょう。

新しいオフィスの活用方法3選

これからの新しいオフィスの活用方法についてワーカー、マネージャー、役員という3つの視点からご紹介します。

オフィスの形式と収容人数を工夫

新しいオフィスのひとつとして、一人で仕事をするスペースが増えたことがあげられます。

今までは席が決められ出社から退勤まで同じ場所で作業をするというスタイルでしたが、ABWでは一人ひとりについて多様なスペースが用意されています。たとえば、目の前の作業に集中するために、電話ボックスのような四方を区切った形状の席や、パネルで囲われた席があります。一方で、カフェにあるようなソファ席が用意されているスペースでは普段と気分を変えて働くことができるでしょう。

また、ワーカーがどこでも働けるようになったものの、オフィスを提供する側として広さと収容人数について悩むことがあります。オカムラではワーカーが一定時間、快適に個人作業ができる席を「ワークポイント」と呼び、これを収容人数の目安とする考え方を提案しています。

この考え方で重要なポイントとなるのが、他者との距離感です。そばに人がいると集中して仕事がしづらくなるため、ワークポイントは他者と適切な距離が保たれている必要があります。

オカムラでは、個人が落ち着いて仕事ができるための距離として、エドワード・ホールが提唱したパーソナルスペースの考え方に基づき、「半径1.2m」を個人作業に必要な領域としています。オフィスを設計・管理する側として、これからのオフィスの広さや収容人数を考えるときは、ワークポイントを活用すると計画しやすくなります。

職位ごとの席配置に注目

新しいオフィスの空間でマネージャーはどこに座るべきかを考えたとき、マネージャー席はスタッフ席から独立した位置に設けられていることが多いことがわかりました。オフィスの在り方に変化があるにもかかわらず、統括する職位についてはあまり変化はないようです。マネージャーなどの統括する職位の席は、わかりやすくしておきたいということなのかもしれません。

ただ、マネージャーの席をまったく区別していないオフィスも普及しています。テレワークを推進している企業では対面でのマネジメントの機会は少ないため、オフィスで席を区別する必要はないかもしれません。各企業のスタイルに合わせてオフィスを作っていきたいですね。

役員エリアの見直し

一般的なオフィスには「役員エリア」があります。「役員エリア」とは役員室などを配置した、主に役員が使用するスペース。本社機能を持つオフィスなどには設置されていることが多く、特別なスペースとして用意されている場合が多いでしょう。

オカムラ独自のデータによると、「役員エリア」は長期的には減少傾向が続いており、2001年頃には8%程度でしたが、2021年には5%程度にまで落ちているようです。最近ではオープンなコミュニケーションを目指し、役員クラスでも個室を持たないタイプのオフィスが生まれていることが原因の1つとして考えられます。

スタッフと役員という垣根を超えて、風通しがよく、オープンなコミュニケーションのオフィスが、画期的なアイデアを生むということも考えられますね。

新時代のオフィスを考える

時代も変われば働き方が変わるのは当然であり、企業がワーカーに寄り添い、気持ちよく働けるオフィス作りのヒントをご紹介しました。ワーカーとオフィスを管理する側の双方にとってよい空間作りが今後必要になってくると思います。

Okamura International (Singapore) Pte Ltd.

オカムラは昭和28年創業の日本を代表するオフィス家具メーカーです。高品質かつ機能性に優れたオカムラ家具は世界中で高評価を受けています。シンガポールにおいても30年の実績があり、多くの日系企業様へ家具の販売は勿論、オフィス移転・改装のサポートをさせて頂いております。Cecil Streetにある弊社ショールームで家具を体験できますので、お気軽にお越しください。

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