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第250回 世界の中央銀行が割合を増やしている資産は?株式、債券、オルタナティブ、長期投資をする上でのポートフォリオの最適化

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第250回 世界の中央銀行が割合を増やしている資産は?株式、債券、オルタナティブ、長期投資をする上でのポートフォリオの最適化

投資のサイクルでは、40ヶ月、10年、20年、50年サイクルなど様々な長さの時間軸があります。ジム・ロジャーズ氏など投資家に取材をする際にも、どの時間軸で質問をしているのかしっかりと意識して取材するようにしています。

今回、noteのマガジンを一緒に作っているファンド・マネージャーの河北博光さんが投資のサイクルについて非常に分かりやすい記事を書かれているので一部引用しながら紹介させていただきます。

ファンド・マネージャー 河北博光 ゴールデンウィークに10年周期で相場を考えた『10年単位で見た過去100年の市場動向 相場の大局観を掴むために、ざっくりと1910年からの相場動向を振り返ってみました』

​​https://note.com/kind_hiro0127/

「最も明確なサイクルが観察できたのは商品市況で、30年ごとに大きなサイクルが来ている。足下も商品市況は強含んでいるが、この流れからすると2030年代が本番なのかもしれない。物価は基本的には商品市況が上がる時には上がり、それ以外は落ち着いている。その中でも商品市況高騰の後に来る10年は物価が下がり、金利が低下、株価は上昇局面となっている。特に新技術関連で大相場となる事が多い。」

ジム・ロジャーズ氏も商品と株式の時代が18年などの周期で入れ替わるとよく言っており、1970年代の商品の時代(株式は低迷するが、その後に上昇する)をよく例えに出して、いずれ商品の時代が来るという話をよく話します。世界中の中央銀行の多くは、2022年以来、貴金属を大量に購入する金の蓄積に取り組んでいます。中でも中国、ロシア、インド、カタール、タイなどの発展途上国は、金の最大の購入国です。

各国の中央銀行は、米ドル、現地通貨、金などの資産に分散しています。ブロック経済が進み、中央銀行が米ドル以外の紙幣に分散投資をしたいという意図が読み取れます。こうしたサイクルや中央銀行や機関投資家の動きを理解しながら、長期投資ができるように心がけたいものですね。

■自分のリスク許容度に合わせたポートフォリオを構築しよう

基本に戻って、資産運用で重要な基礎のポイントを解説していきます。

冒頭のようなサイクルに合わせて一番上昇するアセットに集中投資をしたら大金持ちになる可能性もありますが、あらかじめその年にどのアセットが一番上昇するかを当て続けることは難しいものです。そこで、様々な値動きの資産に分散投資をすることが世界的にも推奨されています。

個人の資産の運用をする際には資産運用の目的を明確にしておくことが大切です。

保険会社や証券会社や不動産会社などに営業をされて、勧められたままに金融商品を購入し、資産全体を誰も全く見ていないというケースはよくあります。

そうした場合、極端にポートフォリオが不動産に偏り過ぎていたりすることもあります。

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プロフィール

花輪陽子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。 http://yokohanawa.com/

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Twitter:@yokohanawa
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監修:花輪陽子

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