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第246回 お金に困らない仕事のコツ

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第246回 お金に困らない仕事のコツ

今回は、お金に困らない仕事のコツについて書きます。いきなり投資だけで生活費を回すことはハードルが高いです。そのため、まずは、パッシブインカム(積極的に働かなくても得られるお金)を少しでも増やす、あるいは好きなこと(苦にならない)仕事を増やすことが重要だと考えています。

私は2009年のリーマンショックの時に会社をリストラされて、FPとして独立をしました。何も分からないまま、先に独立をしていた先輩から請求書の書き方やSNSの使い方も含めて教えてもらいました。そして真っ先に有料メルマガと書籍の出版をやってみました。今考えると、全く実績もないのに無謀でしたが、この大きなジャンプがあったので、5年間で著書を20冊程度出版し、テレビの準レギュラーくらいまでに登ることができました。

好きなことをする

2010年に先輩と一緒にセミナーの資料を作ったのですが、今でも当てはまることが多いのでその一部を公開します。私は、仕事を受けるか受けないかを決める時に、次の3つの視点で考えています。その仕事を楽しめるか(あるいは学びがあるか)、仕事のメリットデメリットは何か(天秤にかけてメリットが上回ればまずはやってみる)、そして、やると決めたら、「上手くいくかどうか」と言った余計なことは考えずにやってみます。

なぜ好きなことをすることが大切なのかというと、好きなことをすることで仕事をすること自体が報酬となるからです。出版の仕事などは基本的にアウトプットで、報酬が入るのは何ヶ月も先です。すごく好きな仕事で、生活にも余裕をもたせておかないと、なかなか継続できません。これに対して、嫌な仕事をしていると、労働から得たお金を使って、物やサービスを買うなどをして間接的に幸福を買うというサイクルになります。事務の仕事をしていた時の私はそのように感じていました。

好きなことを継続させる

独立をしてから16年目ですが、ふりかえって気づいたことに、同業の「顔ぶれが変わっていない」ということがあります。2010年に取材を受けた方から2024年に再度取材を受けるということもあったくらいです。新規の取引先を開拓しなくても、これまでの取引先にリピートしていただく機会が多くなります。継続は力なりと感じます。

私は、2014年に出産、2015年にシンガポールに移住を経験し、メディアの活動に関しては、いったん振り出しに戻るという経験をしました。特にテレビに関してはほとんど出ることができなくなりました。これは、すごろくで例えるなら、終盤のコマで一気にふりだしに戻された経験でした。もちろん、遠回りして、苦労をしたことによって、得られたこともありました。

女性のキャリア形成を考える場合、キャリアのピークと出産がどうしても重なってしまう傾向があります。そんな場合、私は自分のライフプランを優先させた方がよいと思います。

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プロフィール

花輪陽子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。 http://yokohanawa.com/

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Twitter:@yokohanawa
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新刊情報

『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)


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