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-第237回- 海外移住の落とし穴 健康保険と海外旅行保険の必要性

【~連載~FINANCIAL PLANNING シンガポールでおトクに賢く生きる】
-第237回- 海外移住の落とし穴 健康保険と海外旅行保険の必要性

前回に引き続き、少しだけシンガポールで交通事故に逢った話の続きをさせてください。

事故に遭ったとっさの時に相手の車のナンバープレートを控えて、できればドライバーのコンタクトを聞きながら、警察への連絡と怪我の対応もしなければなりません。更に救急車で搬送された時に希望の病院を伝えるのは結構な至難の技です。

私自身、健康優良児で骨折も未経験でほとんど病院にお世話になったことがありませんでした。あらかじめどの病院がよいなどの情報は後からでしか分からないこともあります。最初に搬送をされた公立の緊急病棟では鎖骨が折れているものの手術の必要はない(したければすればよい)という診断でした。

以前に子供が腕を骨折した先には、夜間で近くの私立の病院の緊急病棟を訪問したことがありました。この際にはすぐに骨のスペシャリストが駆けつけてくれたのですが、この時もXレイを撮って、包帯でぐるぐる巻きにされて、3週間後に来てくださいという対応でした。幸いにも子供だったので、3週間後に綺麗に骨がくっついていたのですが。

この経験もあって、「これでもいいのかな?」と疑いもせずに過ごしていました。しかし、3週間近く経っても痛みも治らず、左右対象ではない感じがしてきて怖くなってセカンドオピニオンで伺うために日系クリニックを訪問しました。

そうしたところ、すぐに手術をした方がよいということで、一時帰国を予定していたので紹介いただいて日本で手術をすることになりました。3週間も放置していたので手術ができるギリギリのタイミングだったそうです。そのまま放置していたら、骨がくっつかなくて痛みも治らなかったそうです。

手術をすれば、ボルトで固定するのですぐに動かせるようになるということで、何のための3週間だったのだろうと(ただ、痛みを耐えて苦痛な思いをしただけ)悲しくなりました。セカンドオピニオンを取りたいと思ったのも虫の知らせで、今日病院に行かなければならないという気持ちが急に湧いてきて、帰国の日にと家族にも止められたのですが、思い切って行って本当に良かったと思いました。

この経験から、たとえ英語ができて、病院でのやりとりができたとしても、海外では日本との治療の仕方が違うこともあること。日本のように公立の病院でも最良のサービスを必ずしも受けることができないということを痛感しました。まして、スペイン語圏など語学のハードルもあれば医師とのやり取りの難易度も上昇します。

海外移住をした人の多くも何らかの方法で日本の健康保険に加入し続けているのにはこのような理由があるのだなと痛感しました。海外旅行保険に関しても、日本への一時帰国時にも利用でき、病院へのタクシー代、健康保険との差額の医療費等も申請をすれば保険で補填をすることができます。保険に加入していないという方はぜひ検討をした方がよいと感じました。

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プロフィール

花輪陽子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。 http://yokohanawa.com/

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