HOMEコラム【~連載~FINANCIAL PLANNING シンガポールでおトクに賢く生きる】
-第220回- 日経平均株価がバブル崩壊後、最高値を更新

【~連載~FINANCIAL PLANNING シンガポールでおトクに賢く生きる】
-第220回- 日経平均株価がバブル崩壊後、最高値を更新

日経平均株価がバブル崩壊後、最高値を更新しています。上昇の理由は外国人投資家による9週連続買い越しです(6/1時点)。

5月31日に世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏にインタビューをしましたが、外国人投資家が買い出している頃は既に高値になりつつある可能性があると述べていました。これは今回の日本市場だけではなく、歴史的にどの市場においてもそうだということです。

しかし、今すぐに売るべきかというとそうではなく、しばらくは上昇が続くだろうという見方でした。シートベルトをしっかりとして気をつける必要はあるものの、どちらかというとまだ買えるということでした。

ただし、長期的には日本に対しては厳しい見方を持っていました。最新刊のタイトルを「捨てられた日本」にすべきだったとも言及するほどでした。その理由は人口減少、債務の増大、貿易赤字の拡大、移民政策が進まないなどでした。

合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は、2022年に1.2台と17年ぶりの低水準になりました。 厚生労働省によると、22年の出生数が80万人割り込み過去最少で、死亡数は出生数の約2倍に膨らみ、出生数から死亡数を差し引いた増減数は78万2305人と、過去最大の自然減となりました。

令和2年6月末の在留外国人数は288万5904人で、前年末に比べ4万7233人(1.6%)減少しています。シンガポールは人口の38%程度にも及ぶ約143万人前後の外国人労働者を受け入れているのに対して非常に少ない割合だと言えます。せっかくインバウンドで日本に来る人が増えているのに、ホテルなどは人手不足で取りこぼしているように感じます。

来年出版すべく制作中のロジャーズ氏新刊のテーマは伸びる国と沈む国についてです。この中でイタリアなどのヨーロッパについても厳しい見方を示していましたが、日本よりはイタリアのほうが長生きするだろうということでした。その理由がイタリアのほうがより多くの移民を受け入れているからという理由です。

日本は老後生活をする上では生活コストが安くて住みやすい国です。しかし、高い賃金や成長を期待するには厳しい国です。そういう理由から日本の若者や富裕層が海外にますます出ていくリスクもあります。

シリコンバレー銀行と同じように、多くの人が「この国はまずい」と感じたら一気に人やお金が出ていくリスクがある現代社会です。また、資本主義社会では一度転落をし始めると坂道を転がり落ちるように崩れるリスクもあります。今は日本株のブームで湧いていますが、将来に関しては決して楽観視できません。

続きはこちらからご覧いただけます。
https://100mylifeplan.com/2023/06/12/cl-119/


プロフィール

花輪陽子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。 http://yokohanawa.com/

Website
Twitter:@yokohanawa
Facebook


新刊情報

『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)


バックナンバーはこちら
【花輪陽子のFinancial Planning】
チェックしたサービス0件を
まとめて請求 まとめて問い合わせ