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【シンガポール 就労ビザ】COMPASSお役立ちサイト一覧をご紹介~シンガポール人材省推奨~

2023年も10月に入り、今年も残すところあと2カ月となりました。全体的には引き続き売り手市場が続いた人材市場ですが、つい先月より新EP申請フレームワークCOMPASSが導入されるという大きな変化がありました。COMPASS制度は、これまで何度か行われてきた最低給与額の変更とは大きく異なり、申請者と企業別の4項目+ボーナス2項目の6項目より最低40ポイントを獲得しなければならないというポイント制度となりました。

大きな変更のため、今回、人材省(以降MOM)は必要な情報源としてさまざまなウェブサイトに参考情報を記載しており、積極的な活用を推奨しています。そこで今回は、そんなCOMPASSに関するお役立ちサイトを一挙まとめてご紹介いたします。新EP申請のお役に立てれば幸いです。

新フレームワークCOMPASSとは(おさらい)

COMPASSは「Complementarity Assessment Framework」の略称で、すべてのEP申請に対して平等で透明な審査をするための明確な基準を設けることを目的として導入されます。開始時期は新規申請はすでに2023年9月1日以降に開始されており、更新申請は来年2024年9月1日以降となります。今年の8月末に送られてきたMOMからのメールでは、EPを申請するためのステップとして以下が記載されていました。

第1段階 : EP資格要件(給与)を満たす
第2段階 :ポイントに基づく新フレームワーク(COMPASS)で合計40点以上を取得する

まず第1段階のEP資格要件は、従来のEP取得時と同様、自己評価ツールとして以前より活用が進んでいる「SAT(Self-Assessment Tool)」から確認することができます。こちらのSATはCOMPASSスコアを含んだ内容が確認できるようにアップグレードされました。EP申請前には必ずこちらのツールでチェックが必要です。

COMPASSの項目と評価基準について

次に第2段階となるCOMPASSでのポイント取得についてです。

「C1:給与」「C2:学歴」「C3:国籍多様性」「C4:ローカル雇用の促進」の4項目がベース評価基準、追加項目として「C5:スキルボーナス(人材不足職種リスト)」「C6:戦略的経済優先ボーナス」がボーナスポイントとして加算されます。EP申請時には上記項目におけるポイントが、合計40ポイントを上回らなければなりません。各項目の詳細と評価基準は以下の通りです。

<COMPASS項目詳細>

<評価基準とポイント>

※PMETとは「Professionals, Managers, Executives, Technicians」の略となり、月額$3,000以上の給与取得者を指します。

これがあれば大丈夫!COMPASSお役立ちサイト一覧

さて、確認しなければならない項目が多く、煩雑なイメージが先行しがちなCOMPASSですが、そのようなケースを鑑みMOMは以下のサイトを役立てるよう推奨しています。以下に目的別にご紹介します。

● EP要件(基準)の確認:
https://www.mom.gov.sg/passes-and-permits/employment-pass/eligibility

● COMPASSの企業関連属性、自社の同業界におけるローカル雇用比率の確認(ワークフォース・インサイト・ツール):
https://go.gov.sg/compass-wfi-infographic

● COMPASSスコアを含むEP申請に必要な月額給与の確認、自己評価ツール(SAT):
https://go.gov.sg/mom-workpass-sat/

● EP申請に関する実践的なヒントの確認、COMPASSガイド:
https://go.gov.sg/compass-guidebook

● SOLに該当する職務と要件の確認、不足職種リスト(SOL)ガイド:
https://www.mom.gov.sg/-/media/mom/documents/work-passes-and-permits/compass/sol-guidebook.pdf

● 最終学歴のVerificationの確認(C2:学歴項目のポイント取得に必要):
http://go.gov.sg/employment-pass-verification-proof-requirements

MCFへの求人掲載とCOMPASS対象外

最後に、MyCareersFuture(MCF)への求人掲載とCOMPASS対象外となる場合についてご紹介します。現在、EP申請前にMCFにてローカル人材向けに14日間の求人広告掲載義務がありますが、以下のいずれかを満たしている場合は掲載が対象外となります。

●従業員数が10人未満の場合
●月額固定給与が S$22,500以上の場合 (※2023年9月1日変更済み)
●1カ月以内の短期就労の場合
●現地転勤者(関連会社間の異動)の場合

また以下のいずれかに該当する場合はCOMPASS対象外となります。

●月額固定給与が$22,500以上の場合
●世界貿易機関のサービス貿易に関する一般協定、またはシンガポールが加盟している該当する自由貿易協定に基づいて、海外の企業内譲渡人として申請する場合
●1カ月以内の短期就労の場合

MCFの掲載免除月額については、以前は$20,000でしたが、COMPASS開始に合わせて$22,500に引き上げられました。給与額はEP保持者の給与額の上位10%が基準となりますので、COMPASS開始に伴い今後も上がる可能性が考えられます。

最後に

今回は新EP申請フレームワークCOMPASSに関するお役立ちサイトをまとめました。COMPASS制度がついにスタートし、すでに各社の人材採用に大きな影響を与え始めているかと思います。実際に運用がスタートしてから直面する課題もあるかと思いますので、少しでも本記事がお役に立てば幸いです。リーラコーエンシンガポールでは、人材採用のご相談だけではなく、ビザ申請代行サービスに関するお問い合わせなども承っております。お困りの際には、ぜひお気軽にリーラコーエンシンガポールまでお問い合わせくださいませ。

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