HOMEコラム【~連載~FINANCIAL PLANNING シンガポールでおトクに賢く生きる】
第281回 米国債と米ドルの大暴落 ジム・ロジャーズ氏やスイスのファミリーオフィスが今おすすめする安全資産は

【~連載~FINANCIAL PLANNING シンガポールでおトクに賢く生きる】
第281回 米国債と米ドルの大暴落 ジム・ロジャーズ氏やスイスのファミリーオフィスが今おすすめする安全資産は

トランプ政権の関税をめぐる失策から米ドルと米国債の信任が揺らいでおり、債券相場や為替相場に大きな影響が出ています。米10年債券の利回りは4月7日に3.8%前後だったのに、4月11日には一時4.5%を超えました。また、米ドル指数 (DXY)も大暴落しています。

トランプ関税で暴落する米ドルと米国債 ヘッジファンドマネージャーとFPが解説▼

日本、中国、イギリスなどの中央銀行は米国債を多く保有しており、中央銀行が売却をするなどをすると影響が大きいことが分かりました。相互関税の上乗せ部分に関しては中国以外の国で90日の猶予期間があり、その間に2か国間で交渉が必要で重要となります。この結果によって、為替レートが再度大きく動く可能性もあると言われています。

また、分野別の関税に関しても、半導体、スマホ、コンピューター等を除外するという報道が流れたものの、一変して、それは別ボックスに入れただけで今後発表をするとしています。大統領権限で決めた関税に関しては次期大統領が比較的容易に変更できる可能性がありますが、通商拡大法で定められた分野別の関税に関しては撤回するのに時間を要する可能性が高いです。

さて、悪いことばかりではなく、円高、原油安が進み、日本からの海外旅行などもずいぶん行きやすくなってきました。特に米国と比べるとシンガポールはまだ物価が許せる範囲ということで旅行や出張者が増えているように感じます。

そんなこんなでか、夏休みに子供をサマースクールに入れたいというお問い合わせをたくさん受けています。私はエージェントではないのですが、知人経由やホームページ経由などで5件くらい相談を受けました。多くの学校が5日間単位で申し込みができ、スクールバスなども提供しています。

シンガポールと日本間はエアチケットも安いです。ZIP AIRのフルフラットなども安くて人気があるようです。親が観光している間に子供をサマーキャンプに入れるという楽しみ方もありそうです。ずいぶん昔にですが、東洋経済オンラインにサマーキャンプの記事を寄稿しています。

海外の「サマーキャンプ」が教育移住の入り口に、手軽なトライアルとして人気
夏休みに参加できる!シンガポールの最新事情▼
https://toyokeizai.net/articles/-/666092

■AI時代の稼ぎ方 AIに代替されにくい仕事とは

シンガポールに住んでいると日本では出会うことができない様々な業界の方達と知り合い意見交換をする機会が多いです。改めて住んでいる場所は重要だなと感じます。

人に興味を持って、語学や文化や宗教的背景などを学び、理解し合うことはこれまで以上に重要になるのではないでしょうか。私が今年特に意識していることが、日本という自分にとってのコンフォートゾーンから出てみて、ローカルや欧米の方などともっと繋がることです。日本と仕事のやり方なども違ってストレスになることもありますが、よいところや違う視点に気づかされることも多いです。

食事なども慣れた和食ばかりではなく、せっかくシンガポールに住んでいるのであまり日本では食べることができないオーセンティックな各国の料理などを外食や自宅でのレシピでも色々試しています。

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プロフィール

花輪陽子

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。 http://yokohanawa.com/

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Twitter:@yokohanawa
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